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男嫌いの女のつぶやきです。私のHNは、日本語で らいてふ と書きます。かの平塚らいてう の書き間違いって意味です。raityou_2004@excite.co.jp


by raityou_2004

鬼婆とは誰か

<「オニババ」ってなに?>上 医学的に高齢出産を考える

発行部数拡大のため、オニババですかねー?へーんなのー。


日本の昔話に出てくるオニババは、社会の中で適切な役割を与えられない独身の更年期女性が、エネルギーの行き場を求めて若い男を襲うという話だったのではないか


↑これって、どういう理由でこういう結論になるのかしらん??

鬼婆って検索すると、安達ヶ原の鬼婆が沢山でてくるけど、この鬼婆は子持ちだ。それに、女を襲っているじゃん・・・。


なんか、オニババって言葉が浮いているね。考えれば考える程、、ヘンなのー。



大体、エネルギーの行き場を求めて若い男を襲う ってさー。
昔って、そんなにタダ飯食える程豊かだっけ???
用無しの人間は食べ物を与えられず、人食いに走った、って考える方が自然じゃないの?


それから、妖怪の伝説を見ると、子無し女より、子持ち女の方が、何かと怨念が深いって事になってるよ。

例えば、ウブメや中国では産鬼(さんき)って妖怪は、難産で死んだ女の妖怪だし。ウブメより産鬼の方が残虐だけど、それは、大陸の中国の方が女性を「子供産み機」と見なしていたから、余計怨念が深いと言われているのではないか?と思う。(大陸の方が、家父長制度が濃厚ですから)

それから、北海道白老のアイヌは、難産で死んだ女を埋葬するとき、老婆が遺体に帝王切開して、嬰児を取り出し、埋葬し、そのときの着衣はその場で鎌で切り裂き捨てるという習慣があった。

これらの事から、男も女も出産に関しては恐怖を持っていたとしか思えない。
少なくとも、民俗学上は、女は出産から開放されたら、情念やら怨念やらが少なくなって、妖怪にならずに済むと思う。

それなのに、三砂は、こう締めくくる。
若い世代には、肯定的に女性である自分の体と向き合ってほしい。仕事も大事だが、出産はできれば早い方がいい


なーんか、同じ事言うにも、もうすこし別の表現があるんじゃない?
反論よりも、その論旨のチグハグさが気になるな~~~~。


出産育児の素晴らしさを、やたらと唱えているけど、育児はまだしも、出産が素晴らしいって、何と比べてなのかな~~??
この質問、答えてほしいわ。

だって、ヒトって哺乳類のなかでは骨盤狭くて難産じゃん・・・。二足歩行して重い脳を支えるために・・・。
牝ブタの方が、出産は楽しい!って思っているハズだよ~。



参考文献:妖怪画談、続妖怪画談(水木しげる)、アイヌの足跡(満岡 伸一)
by raityou_2004 | 2004-12-10 21:53 | フェミ